「ブラックバーン飲んだ?」
出会ってから19年。
毎年このコーヒーが届くたび、再会したような気持ちになります。
年ごとの作柄で様々な表情を見せ、
時を経てもなお、ビーンズショップを営む上で揺るがないポジションを維持しています。
深みを増していくその味わいは、まさに私たちにとって“替えのきかない存在”です。
【 タンザニア ブラックバーン農園 (シティロースト) 200g 】
【 タンザニア ブラックバーン農園 (フレンチロースト) 200g 】
タンザニアの奥深く、特別な土地からブラックバーンはやってきます。
タンザニア北部、アルーシャ州カラツ県のオルディアニ地区にあります。
この地は、世界遺産「ンゴロンゴロ自然保護区」の隣接地。
ゾウやバッファローが農地を横切る、まるで物語の中のような自然の中。
農園主のマイケル・ゲルケン氏は、この豊かな土地で自然との共生を大切にしながらコーヒーを育てています。
殺虫剤を使わず、必要最小限のミネラルと肥料のみで栽培された豆は、土地の個性をそのままに私たちのもとへ届きます。
圧倒的なボディと、残り香のような柑橘の酸ブラックバーンの最大の魅力は、その“圧倒的なボディ”にあります。
口に含んだ瞬間に広がる厚みと重み、舌の上に長くとどまる余韻、そのどれもがこの農園の豆ならではの特徴です。
今シーズンのロットでも、果実由来の柑橘系の酸が顔をのぞかせます。
深煎りにしてもその酸はとげとげしさを見せず、むしろ甘みに溶け込むように姿を変え、
味わいに奥行きを与えてくれます。
丁寧に、確かに処理されたコーヒー。
ディフェクトは今クロップも最小限です。
農園にはウェットミル(精製所)が併設されており、収穫されたチェリーはすぐに処理されます。
4ディスクのパルパーとグレーダー、ミューシレージリムーバー、
18槽のファーメンテーションタンク、そして54mにおよぶ水路と17台のドライングベッド。
この充実した設備によって、風味の雑味を取り除きながらも、
この土地の個性をしっかりと閉じ込めることができるのです。
どれほど技術が進化しても、このコーヒーに感じる“手仕事”の温度は変わりません。
それは、自然と人のあいだに流れる確かな信頼関係の賜物だと思います。
18年のあいだ、私たちが変わらずこの豆を選び続けている理由。
それは「厚みのある質感とローストの甘みが舌に残り、
最後にふっと果実の酸が顔をのぞかせる、
飲み手の感覚に寄り添う複雑で繊細な味わいです。」と心から思えるからです。
タンザニアNo.1農園、ぜひ一度味わってみてください。