優れたマイクロミルにて産出される秀逸なコーヒー


卓越したスキルにより創り上げられる繊細で絶妙な甘味テイスト。

コスタリカにおいてはいくつかの小農家で作られるマイクロミルによるコーヒー生産が脚光を浴びています。ここ数年でマイクロミルの数も増え品質向上に寄与していると考えられます。

ウォッシュト精製が主流の中米においても近年は、味わいの観点からそれ以外の方法で生産処理されるコーヒーが目に付くようになりました。特にコスタリカのマイクロミル及び小農家はその動きを主導する存在だと思います。様々なメソッドのパルプトナチュラル(ハニー)を試みて成功している生産者も目立ってきています。

数あるコスタリカコーヒーの中でもブルマスデルスルキマイクロミルはこれまでも高品質マーケットの中心的な存在を担ってきました。卓越した力のあるコーヒーを毎年供給してくれます。

そんなブルマスデルスルキマイクロミルから紹介するのはドン・ホセ農地。パルプトナチュラル精製のコーヒーが届きました。ミューシレージをあえて水洗処理せずにゆっくりと乾燥させることでできる独特の甘みのあるコーヒーに仕上がっています。

農園：ドン・ホセ
農園主：ファン・ラモン・アルバラード
所在：サン・ホセ州レオンコルテス市サンイシドロ
標高：1,965ｍー2,050ｍ
品種：ビジャサルチ
精製：パルプトナチュラル(ブラックハニー)

●パルプトナチュラル（ハニー※）
チェリー収穫→粗選別→果肉除去→乾燥（ミューシレージ※の付着したまま）→一時貯蔵→脱穀→選別→コーヒー豆

このプロセスの場合、上品さが際立っています。果実感は十分にありますが、ローストによる香ばしさの表れ方がかなり繊細です。思いのほかバランスの良い印象です。


※ミューシレージ・・・果肉除去後に付着している粘液質（ウォッシュト精製の際はすべて水洗処理される）

※ハニー・・・ミューシレージを除去しない、もしくは部分的に除去。除去の割合や乾燥環境、乾燥速度によって、イエローハニー、レッドハニー、ブラックハニーなどに分類される。

※ブラックハニー・・・果肉後のミューシレージを残し、比較的高温・高湿度でゆっくりと乾燥

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